頭痛くても読むという根性の人 続き(6) 2モト越式経糸緯糸とも絣糸2本地糸4本の繰り返し。 15.5算のこの配列を「2モト越シ(ふたもとごし)」といいます。経絣386~406本(4.825~5.075マルキ)。 13算、18算は現在作られていません。 (7) 割り込み式 経糸緯糸とも絣糸2本地糸2本、絣糸1本地糸1本の繰り返し。 15.5算のこの配列を「割リ込ミ(わりこみ)」といいます。経絣578~608本(7.225~7.6マルキ)。 18算のこの配列を「9マルキ割リ込ミ(こんまるきわりこみ)」としているかたもいます。経絣680~716本(8.5~8.95マルキ)。 13算は現在作られていません。 (8) その他 緯双(よこそう) 経の絣糸はなく、緯の絣糸で模様をつくったものをいいます ■□■■□■■□■■□■■□■■□■ 本場奄美大島紬の概念 本場奄美大島紬とは、本場奄美大島紬協同組合の組合員により原則として奄美大島群島内で生産された大島紬で、次の技術又は技法により本場奄美大島紬協同組合に登録された織工が製織した絣織物をいいます。 1. 絹100%である。 2. 先染手織りである。織る前に、色付けをします。 3. 平織である。先染め平織りであるため裏表がありません。 4. 締め機で手作業により経緯絣及び緯絣を加工したもの。 手締め機で模様となる絣をくくります。 5. 手機で経緯絣及び緯絣を絣合わせして織上げたもの。 手織り機で経糸と緯糸の絣を合わせ模様を織り上げます。 または緯糸の絣で模様を織り上げます。 本場奄美大島紬に貼付される証紙他 本場奄美大島紬の登録証紙(地球印) 純泥染の登録証紙 草木泥染の登録証紙 通産大臣より指定された伝統的工芸品であることを証するシール ■□■■□■■□■■□■■□■■□■ 本場奄美大島紬と本場大島紬 元来、奄美大島で生産されている大島紬は本場大島紬の商標(日本国旗をデザインした商標 通称旗印)を使っていましたが、戦後アメリカ統治下時代、その商標が使えず、また他の産地への拡散もあったため、奄美大島で生産されている大島紬は本場奄美大島紬の商標(通称地球印)が使われています。 河野絹織物さんのホームページから抜粋させて頂きました。 |